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警備員日記

警備員指導教育責任者によるコラム。警備業界資料。防犯・防災に関する資料。

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警備員検定資格の配置基準見直しの動き

施設警備業務検定資格に関する配置基準の見直しに関して、「とある警備員」さんより解説のリクエストがありましたので説明させていただきます。

解説にあたり、法改正内容の調整中ですので、実際の施行内容と異なる個所も多いと思います。

一つの情報として参考にしていただけたら幸いです。

また、長文となるため検定資格の配置基準見直しの全体的な話と、施設警備業務などの個別の配置基準の見直しについて分けて記載します。

結論から明記しますと、施設警備の配置基準の変更は確実に行われます。

これは、現在施行させている平成16年の「改正警備業法」は、施行時より施行後5年経過にて、
「政府は、この法律の施行後5年を経過した場合において、新法第18条、第19条及び第22条の規定の施行の状況を勘案し、必要があると認めるときには、当該規定に検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする」
と明記されています。

この新法第18条の部分が、施設警備を含む検定資格者の配置基準を定めた「警備員等の検定等に関する規則」の根拠となっているからです。

現在の状況を鑑みると、18条に対して「必要な措置」を行うことは確実であり、つまりは配置基準の見直しが行われることが確実であるという結論になります。

平成22年11月現在、具体的な法改正内容の調整にむけ、警察庁が全国警備業協会に対するヒアリング行い、変更内容の大枠がぼんやり見えてきている(見えるような気がする)状態です。


後記事:施設警備検定の配置基準見直しの動きへ
http://keibi.ky-3.net/Entry/61/
 

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警備会社として役だった新型インフルエンザ対策

先日BCP対策のことを紹介しましたが、平成21年度に経験した新型インフルエンザの流行に際し、警備会社として実際に役だった各種資材を紹介します。

警備業者等で本年もインフルエンザの流行に備える参考にして下さい。

ちなみに役立ったは、管理人のとある警備員指導教育責任者の主観がかなり入ってます。

1.手指消毒薬
 感染予防用品の定番品です。
 1リットル物や、詰め替え用の4リットルボトルを購入し多用しました。
 警備会社の本社・営業所をはじめ、各警備先の警備室にも必要であるため、大量に消費しました。

2.予防マスク(サージカルマスク等の予防マスク)
 感染予防と飛散防止の為に、日常使用するマスクです。
 使い捨てであるため、一度使用を開始すると大量に消費が見込まれます。

3.ガーゼ
 長期の流行時に2のマスクの在庫が乏しくなると、1枚のマスクを長期(数日)間使用に迫られるため、マスクの内側に挟むために使用しました。
 使用状況によりますが、ガーゼをマスクの内側に当て、ガーゼのみその都度交換することにより、1枚を4・5日使用することができました。

4.空気清浄機
 24時間複数の警備員が待機する防災センターや、指令室。仮眠室など。
 マスク等の常時使用することが困難な場所や、感染予防では、長時間にわたる勤務により現実的にマスクによる予防が困難な場所で勤務員同士の感染拡大を防ぐために、補助的に空気清浄機による拡大防止措置をとりました。

5.瞬間体温計
 瞬時に計温できるため、発熱者に対する出勤時の確認等に重宝しました。

6.感染防護ゴーグル・防護マスク・手袋のセット
 感染が特に懸念される病院施設等に常備しました。
 使用するというより、顧客に対する対策実施のアピールに活用しました。

以外に役に立たなかったもの
1.医薬用石鹸(薬用ハンドソープ)
 業務場所と洗面所が離れているため、特別に備蓄が必要な程使用しませんでした。

2.うがい薬
 1.に同じ(洗面所が離れているため、あまり使用しない。)

その他
 警備員はその職務上、警備員の姿を見せるこで警備業務を遂行しています。

 これに対して、マスクの着用は警備員の顔の大半を隠すため、見栄えが良いものではありません。

 世間中がマスク着用が当たり前になってからでは問題となりませんが、企業等により対応に温度差がある場合。マスクの着用実施にあたっては、警備会社の感染予防に対する姿勢を顧客に説明しておくことが必要です。
 本来、警備という業種がら早めに対応をとることと、見せる警備(見栄え)との業務影響のバランスをいかにとるかが意外に大きな課題でした。

インフルエンザの対策 2010

先日BCP対策のことを紹介しましたが、管理人こととある警備員指導教育責任者は早速インフルエンザの予防接種をうけました。

費用は3,600円

接種、予約制で事前に予約を行い、実際の受診時間は接種後の経過観察をふくめ30分程度でした。

予防接種ととしては若干時期が早いと感じる方もいるでしょう。

昨年のように流行して接種に殺到することはないと思います。

しかし、一度流行して世間が騒ぎ出すと容易に受診出来なくため早めに接種しました。

各会社の衛生担当者等については、いざとういう時に慌てないように警備員の予防接種計画も進めて下さいね・・・

特に病院等の警備先によっては、契約者側の意向により積極的な予防接種を求める警備先もあるかと思います。

警備員全員を対象として予防接種を実施すると、来年度以降も同様の措置が必要となります。

インフルエンザ末長いは長いおつきあいです。

一度インフルエンザにかかれば、同様のインフルエンザにはかかりにくい。または、かかっても重症化しにくいです。

安全衛生に積極的となることは重要ですが、長期的な視点であえて費用の助成等により希望者のみの予防接種にとどめ、全員に行わないことも有効な手段の一つかもしれません。

外部リンク:
厚生労働省 新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_qa22.html
 

現金輸送業務警備員の現状

現金輸送業務は運送事業法に抵触するため、貨物運送事業者が業務を拡大して参入した業者も多くあります。
現在の警備業法に改正されるまでは、警備会社行うよりも運送業者が業務を開始することが容易であった時代もあります。

現在、トップシェアを誇る日○通運もその一つです。

そのような成り立ちの中、業者の中には高齢等により勤まらなくなったトラック運転手をそのまま警備員として業務に従事しているところもあります。

さらに、そんな業者の中には、咥え煙草でATMコーナーで業務にあたる警備員も見かけたことも。

主がビルメンテナンスや運送事業とといった会社の事情は様々です。

しかし、警備業務に従事する時は警備員のイメージを損なわない仕事をしてもらいたいですね。

そいった警備員を見かける機会の多い、施設警備員からの嘆きの声に耳が痛いです。

どんまい(;_;)/~~~

嘆くことが出来る警備員が増えればきっと良くなるさ☆

と思う今日この頃です。

もちろん、警備会社の現金輸送の警備員も酷い警備員もいますし、逆に運送事業やビルメンテナンスが主の会社でも立派な警備員はたくさんいます。

運送会社の方で気を悪くされる方がいたら申し訳ないです。

今回の酷い警備員は、運送事業が主の会社でしたので。

あまりに酷くても業務をしているのは、銀行からの退職者を受け入れるかわりにATMのカセット交換等の現金輸送業務を請負っているそうです。

銀行としても、自行のATMを煙草を吸いながら作業させているなんて、デメリットの方が大きいような気がするですけどね。

そうそう、ちなみに咥え煙草はもちろん禁煙区画で、さらには銀行の行員も同行していました。

警備員に以前に、銀行にも問題が大きそうです。

警備員の道 > 警備業 > 現金輸送車の現状
https://keibiin.net/keibigen.html

警備の労災死亡事故が多いらしい・・・

今年こと、平成22年度は警備員の労災死亡事故が多く、各社に通達がでています。
 
警備員の死亡者数は平成22年1月~7月までの速報値で18人だそうです。
 
言われてみれば、全警協から重大労災事故速報を何枚も見た覚えがあります。
 
亡くなった18人の原因別には、
交通事故 8人
はさまれ、巻き込まれ 6人
墜落、転落 1人
激突され 1人
高温・低温の物との接触 1人
転倒  1人
 
原因から推測するに、大半が2号警備に従事されていた方だと、察します。
 
建築現場のでの業務や、道路上での仕事のため、危険なことは多いとはいえ、非常に残念です。
 
日頃の注意を促すことはもちろんですが、新任教育の時に特に安全衛生に関する教育に力をいれないとだめですね。と、思う今日この頃です。
 
しかし、死亡事故が増加傾向にあることは、実際に現場で警備にあたる警備員はどの程度知ってるのでしょうか・・・
 
周知不足である会社側が悪いのでしょうが、まず知ってもらうことが最大の予防かな?なんてことを思い、一人でも多くの警備員に知ってもらおうとわざわざブログに書いてみました。

まずは、広報活動がんばろう~(^・^)

追記:2010/11/4
ホームページ警備員の道に労災事故の事例のページを作成しました。
警備員の道 > 警備業 > 警備会社の安全衛生
警備員の死亡労災事故(重大事故)事例