忍者ブログ

警備員日記

警備員指導教育責任者によるコラム。警備業界資料。防犯・防災に関する資料。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

パトロール隊員が万引き

宮崎県警察本部委託事業で警備員が万引きをしたとニュースが流れています。

警備員の事件という報道に、大変遺憾です。

しかし、この事件、本当に警備会社や警備員が悪いのでしょうか?

報道されている内容以上の詳しいことは聞いているわけではありません。

しかし、警備会社の過失報道にやや疑問があります。

記事の中に、「県の緊急雇用創出事業」とあります。

つまりは、業務要件に失業者を雇用し、その人員で業務を行うことが条件であるという趣旨であったと推測されます。

行政の施策である、「緊急雇用創出事業」は事業期間が短く、また雇用期間が6カ月。または最長でも1年程度です。

つまり、真に働きたい。定職に就きたいと願う人員の応募は見込めない事業なのです。

また、業務自体に必要な資格がなく、単純な業務でありながら入札であることも低価格・低品質を誘発しやすい条件がそろっています。

それだけでなく、そもそも行政が警備員に十分な待遇を払えるだけどの予算どりがなされていたのでしょうか?

真相は解らないことです。

経緯はどうあれ、請負った警備会社には業務をそつなくこなう必要があります。

しかし、雇用対策事業と言う名の短期雇用を前提とした雇用形態は真に職を求める労働者を軽視したものであり、

・正社員を目指す者。

・生活の安定を目指す者

等が応募できず、自然と応募する労働者が限られるなか、警備会社も仕様要件の人員確保と業務遂行との板挟みもあったでしょう。

事件が起きたことに対して言い訳に聞こえる方もおおいでしょう。

しかし、警備業が「治安維持の中核」と警察庁が認識しているのであれば、労働者の安定が伴わない半端な業務の実施について、なんらかの規制も必要ではないでしょうか?

警備業の教育をどれほどしっかり行ったとしても、アルバイト・臨時という短期雇用に対して労働者の意欲は限られます。

当初より自ずと限界が見えていたのでないのでしょうか?

雇用が安定しきった公務員には、「緊急雇用創出事業」という名前だけ。

実態が派遣や臨時。アルバイトなど。雇用期間が限られた不安定な雇用がどおいったもので、どんな気持ちで職業を選択しているかわからないのでしょうね。

不祥事があった警備会社の方をもつような掲載、この内容はどのくらいの人が共感してくれるのでしょうか・・・

やはり、問答無用といって警備会社の攻める意見の方が多いのですかね?

元記事:外部リンク 警備資料
「安全・安心」を守るパトロール隊員が万引き、大丈夫か!?宮崎県警
http://takayawander.at.webry.info/201012/article_31.html
 

PR

ノロウイルス対策の準備を・・・

記事としては出遅れ感がありますが、ノロウイルスが流行を取り上げます。

これから年末年始にむけて警備業は忙しくなりますね。

業務の多忙となる時期にノロウイルスの蔓延は特に避けたいものです。

警備員の代替が容易でない部署においては、特にノロウイルス発生に対する感染対策を確認し、警備員間での伝染に最新の注意を払わなければいけませんね。

ノロウイルスには、インフルエンザ等に準備したアルコール消毒薬の効果が低いこと。

消毒には、加熱か塩素系薬剤(次亜塩素酸ナトリウム)が有効であること。

非常に感染力が強いため、感染者の嘔吐物の処理に正しい知識方法が必要であることを確認し、感染の疑いのある例に遭遇した場合に最新の注意を払う必要があります。

同士が病気欠席により、勤務シフトの苦しい繁忙期とならないよう、管理者は共に十分は注意を払いましょう。

外部リンク:ニュース記事
長崎新聞 ノロウイルス流行の兆し
http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CN20101120/he2010112001000031.shtml

外部リンク:福山市ノロウイルス(PDFファイル)
→ 施設編(保育所,学校,社会福祉施設等)
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/seikatsueisei/shokuhin/noro-manual-sisetu.pdf


→ 家庭でできる消毒液(次亜塩素酸ナトリウム溶液)の作り方
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/seikatsueisei/shokuhin/noro%20shoudoku.pdf
 

保安警備検定資格の必要性

万引き犯の強盗傷害事件が相次いで起きたそうです。

先日、このブログで警備員検定資格の配置基準見直しの動きの中で保安警備の資格制度の検討がなされていることを紹介しました。

万引き等に対して行う保安警備は、通常の警備と異なり特に人権に配慮が必要など特異な要素があります。

とは言え、自分は資格制度を開始するほどの必要性を正直感じていませんでした。

しかし、万引きといえど傷害事件を含む凶悪化がすすむのであれば、警備員の安全対策を進めなければなりません。

それに見合う警備料や待遇改善を推し進めなければなりませんね。

万引きという、常に現行犯として犯人に対峙する業務である以上、実力行使を念頭に制圧術を必須にするなど、受託者も委託者も危険性の高い業務であることを再認識する必要があるのでしょうね・・・

治安の悪化に対して、警備業の成長が追いつくのは大きな業界問題ですね(-_-;)

元記事 外部リンク:警備資料
「万引き犯の強盗傷害事件相次ぐ
http://takayawander.at.webry.info/201012/article_33.html

APEC会場警備員がナイフ所持逮捕事件の経緯について

 先日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の会場で警備員が違法にナイフを所持していたとして逮捕される事件がありました。
 
 この事件に関し、APECという社会的に重要な場面で、ましてその警備を行う警備員側に不法行為があったことは非常に大きな問題です。

 落胆した同業者。問題となった警備会社を批判する方も多いでしょう。
 
 とある警備員指導教育責任者も、警備業界の信用低下をまねく事件であり、大変遺憾に思うところです。

 しかし、この事件を管理・指導側からみるとナイフ収集という趣味に起因するものであり、予見はかなり難しかったのではないかと思います。

 ナイフだけでなく、取り扱いを誤ると刑罰法令に抵触する物を趣味にする者は多く、所持携帯等の法令に抵触する行為の前例がある者に対しては周囲が注意を払うことができます。
 
 しかし、周囲に趣味が顕在化していない者ではその発見は難しく、本人の道徳感等の主観に依存する形となります。

 最大の問題は、個々人の意識にあり、
 
 この意識改革は常に企業(指導・管理側)の難題の一つですね。
 
 不祥事とならぬよう、現場の警備員だけでなく、指導・管理側ともに襟を正し、意識改革をすすめなければいけませんね。

 言うわ簡単ですけど、本当に難しい難題です。

警備のニュースを纏めたブログを発見

警備員の不祥事のニュースをネット上の見かけることは多いです。
 
しかし、警備員のうれしいニュースや、有益な情報を見かけることは少ないと以前から思っていました。
 
今回、ネットで徘徊していたら、警備に関するニュースを集めたブログを発見しました。
 
発見したブログでは、

警備会社の労働問題。

警備員の不祥事、警備に関する事件。

警備員に関係する話題を纏めているようです。

サイトの作成者の意図が不明なうえ、リンク等もなく完全にスタンドアローンな運営ですが、有益な情報がありそうなので紹介します。
 
発見したサイトが長く運営されるといいなと思う今日この頃です。

警備会社、警備関連のニュース、問題、トラブル
http://keibi.dtiblog.com/